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ふしぎなぱあつ

買い付け時に、夢中になっていて、後になって

「何でこれ仕入れちゃった?」なんて思う事も

多いのは、この道長くなった今でもよくある事。

 

20世紀初頭の頃に造られたと思われる、細い

クロスの形に抜き取られた2枚の銀板。

 

表の部分には極小のペーストが流れる様に留め

られ、淵には全て丁寧なミル打ちが施されている

3つの繊細な印象のパーツも、そんな風にして

イギリスで出逢ったモノでした。

 

おそらくは、3兌紊離好據璽垢良分に同幅の

リボンを通し、ドッグカラーと呼ばれる、首元

ギリギリに着ける様にして使うネックレスの

スタイルだったと思われます。

ペンダントやネックレスという形にして出した方が良いのか、考えあぐねていたら、たまたまいらした手先が器用で手造りする事を厭わないお馴染みさんの目に留まり、あっという間にお嫁入り決定。

 

素敵な何かに変わる日を夢見て。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 13:35 * - * - * - -

母貝という名の装身具

装身具の始まりの始まりは、魔除けから。

 

それが権力や富の象徴になったりして、長い歴史を

辿りながら現代へ。

 

20世紀になって登場したファッションアクセサリー

という概念から、もっとくだけた幅広い飾り物として

変貌を遂げた様に思います。

 

画像は20世紀の初めの方、貴族やブルジョワ階級の

女性たちが、社交というよりは、昼間に纏う洋服の

例えばごく親しい友人の集まりや、身内だけの

ティータイムの時に着けた母貝ビーズによる、

グラデーションのソトワールで、イギリスのドラマ

「Downton Abbey」に登場する多くのハイクラス

の女性たちが着けていた事でも忍ばれます。

 

パール程に高級感も無く、でもナチュラルマテリアル

独特の、一粒ずつ違うシラーの様な光沢感は独特で、

特に手磨きのナツメ型ビーズの場合、不揃い独特の

手造り感が美しく、デイタイムに装う生成り色の麻や

シルク素材のシンプルな服に着けると、まるで服と肌

両方にフワリと溶け込むように馴染みます。

 

貝が材料なら、今でも作れるのでは?…と思うでしょうが、貝のそのものが絶滅してしまったり、母貝自体がある程度厚みがあり、大きくないと、綺麗な部分だけを切り取っての大粒ビーズは削り出せず、現行品ではなかなか大粒タイプは造られていないのが現状。

 

そして時間の経過と共に、多孔質の貝の表面の隙間に埃や汚れが入り込み、滲む様なグレージュカラーへと変貌を遂げる品へと変化しているのも、魅力の一つ。

 

汚れや時間経過が、美なるモノへと変化を遂げる過程となると、安価な素材のアクセサリー達も骨董という言葉の持つ趣を携える様に思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 13:33 * - * - * - -

唯一無二の部品

たった一つのパーツがあるからこそ、全体が美しく

調和と格調高く見えるという事が、ジュエリーは

勿論、コスチュームジュエリーにも良くあります。

 

輝くラインストーンがズラリと並んだ1960年代の

ネックレスを店頭に出す前にtune-upする為、

一旦全てバラバラにしてみたら、一番小さな

ジョイントのパーツに目が釘付けに。

 

ラインストーンが一粒セットされ、後ろに小さな

ワカンが付いているだけの物ですが、よく見ると

枠の淵に細やかなミル打ちが。

 

このパーツで繋げるからこそ、美しい調和が保たれ

ている事が解った次第。

 

ガラスのアクセサリーに、神経を使う必要が無いと

思っているのか、今はこうした気の使い方を、

これらの品に見る事は、残念ながらありません。

 

たかがパーツ、されどパーツを思い知るなら、やはり

古い物ってことでしょうか。

 

しかしこのtune-upに、イチイチ感動していたら、

あっという間に半日経過。

 

こりゃ進まんわ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 14:22 * - * - * - -

瞬くビーズ

小さな瞬きのローズカットは、縫い付けのルースで

しょうか。

 

裏側にはクロスで糸が通せるようになっている

4つ爪の枠にセットされたローズモンテと呼ばれる

特殊な装飾用のヴァイオレットとラヴェンダーの

丁度中間の様な色合いのビーズです。

 

このパターンをローズと呼ぶからには、やはり

通常のブリリアントカットではなく、ローズ

カットのモノが理想的。

 

細やかな三角形のカット面が、キラキラと光りに

映えて、ブリリアントカットのモノとは、一味違う、

煌めき感を楽しめます。

 

夏の喧騒から秋、動から静へと変わる季節の中、

こうした材料を使って、一刺し一刺し刺繍を施し、

丁寧に形にしていく秋の夜長を楽しむ時間が

待ち遠しい方の為の、50年代のスワロフスキー

によるパーツたちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:15 * - * - * - -

秋色ビーズ

画像は一寸珍しい、欧州どこかの手芸材料店か刺繍

工房から出たと思われる、ビーズのサンプラー。

 

見事な程の多種のブラウンカラーのサンプルが並ぶ

あたりは、ビーズそのものを製作する工場のサンプル

カードとは、一味違う趣が楽しめるものです。

 

アンバーの様なサテンビーズから、タイガー・アイ色、

べっ甲色、ギラリとした照りがユニークなファイアー

ポリッシュによるシードビーズ、etc…。

 

どれもすべて今はもう生産されていない、秋の色を

感じさせる、セピア色のビーズ達。

 

美しき昔語りの想い出の断片です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 08:47 * - * - * - -

インセクト・ルース

春が遅い大地で、ようやく始まった季節の始動。

 

草木の新芽に小さな花々が大地を埋め尽くした中

素材専門のディーラーさんのストックルームで

出逢った、コロンとしたシェイプの虫。

 

アイリスカラーに偏光ガラスの効果までが贅沢に

盛り込まれた、大粒のルースでした。

 

虫はどうやらスカラベの様なので、エジプシャン

リバイバルの頃かと。

 

いったいどんな装身具になる予定だったのか…?

 

草木の中にそっと置いてみると、まるで新種の

虫の様にも見えたりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 12:09 * - * - * - -

フレンチモード

アメリカなのに、フランスの物が見つかるのは、この世界では

当たり前。

 

「箱は1940年代の物なんだけど、中身は1900年頃よ!」と

目の前に出された長方形の小箱。

 

中がこぼれない様にワイヤーで抑えるという、パーツ専用の

ストックケースでした。

 

そっと開けると、当時の薄紙に包まれて登場した、フランス

Maison Canuet製のメタルビーズたち。

 

毎回買い付けのどこかで、必ず逢瀬があるのですが、

この度の色合いは、グレーベースの薄青や黒。

 

収拾がつかなくなるから、パーツやビーズは辞めようと、

いつも心に鍵をかけるのですが、元が好きだから仕方なし。

 

パタンと蓋を閉じて「はい、頂きま〜す!」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 12:47 * - * - * - -

銀色タマゴ

田舎の小さな小川の中で、ひときわ目立っていた小さな銀色の粒粒。

 

近くからカエルの鳴き声が聞こえてきたので、どうやらカジカ

カエルの卵と見受けました。

銀の卵達は良く見ると中に小さな核があって、もう数日もすると

それらがオタマジャクシとなって、飛び出して来る事でしょう。

 

このツブツブはどこかで見たような…。

 

引き出しをひっくり返して出てきた物は、フランス製銀糸で

造られた飾り玉。

 

銀糸で縁どられたコロコロは、今にも尾っぽがピョコンと飛び出て

きそうな錯覚に捕らわれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 13:01 * - * - * - -

art deco

SAPHIRET  à la mode展のご案内では、多くのお

申込みを頂き、誠にありがとうございました。

 

昨日で一端ご来店の予約を〆切り、夜なべして

スケジュール調節。

 

どうしても重なってしまい、無理の在る方には、まず

ご来店の予約を調節出来ないか、依頼をかけて

おり、ご希望通りの調節が取れた方から、本日昼過ぎ

より、順次ご来店頂く日時のご案内を、頂いたメール

宛てに返送させて頂きます。

 

また、空き具合でスケジュールをこのブログでご紹介

致しますので、ご来店ご検討中の方、スケジュールが

決まらない方も、是非この機会をご利用頂ければ

幸いです。

 

サフィレットでは無いですが…画像はアールデコの時代の、アクセサリー用の為に造られた、おそらくフランス製の型ガラス。

 

表面の細やかな筋目の上に、春を予感させるチューリップの様な植物が配され、背景にはクルクルと巻いた、シダの葉の様な飾り。

 

最後にフワリと霧の様なオーロラ加工を施して、類まれなる印象の、一辺3僂砲睨たない角型の、まるで裸石の『ルース』とも呼びたくなる様なクオリティのパーツです。

 

 

 

これはサンプルパーツとして売られていたシート

から抜いたので、1点のみですが、この世の何所

かに、このガラスがズラリと並んだネッlくレスが

存在するのでしょう。

 

油膜の様な虹色の中に、当時の美を追求した、

職人魂が見え隠れしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 15:26 * - * - * - -

桃色事始め

寒く冷え込んだ連休の関東でしたが、散歩で訪れた

小さな神社の境内で、小さな桃色の梅の花がほこ

ろび始め、とうとう春に咲く花の最初の出逢いに、

心がときめきました。

 

そういえば、そんな甘やかなピンク色のヴィンテージ

アクセサリーをご所望という、長年のお客様からの

リクエストが寄せらたのも、つい先日。

 

春が確実始動の気分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:35 * - * - * - -
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