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氷砂糖ビーズ

まるで氷砂糖のお菓子の様な趣のパーツはフランス製。

 

透明なひし形のガラスの表面に、白と金粉のアヴェン

チュリングラスを溶かしながら巻き付けて、トロンと混じり

合うマーブル状にしつらえたそれは、イタリアではピュー

マータ(羽根)と呼ばれるもので、大きさの為か、穴の中

には最初に巻き付ける為の銅線が未だ残っています。

 

一見ヴェネチアンの様に見えますが、大胆な大きさと

鋭角的なデザインで、ヴェネチアンでここまで大きな

タイプはあまり見かけません。

 

以前フランスで、パーツや材料を扱っている専門の

ディーラーさんから、1920年代のフランスは、高まる

ファッション材料の需要に対し、職人不足の為に、

欧州各地からガラス材料を造る職人が集められた…

と聞いた事があります。

 

口の中で転がしながらゆっくり解ける甘いお菓子の

様に、儚い印象を抱かせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:02 * - * - * - -

アルチンボルト

〜お知らせ〜  23日、24日は定休です。

 

現在、東京上野西洋美術館で開催中のルネサンス後期に

活躍したジュゼッペ・アルチンボルト展を見に。

 

植物や動物など、自然界の『モノ』を集め、人の顔を

表現して見せるという、専門的にはマニエリスムという、

非現実や誇張表現という、一寸キモイ事を視覚化した

画家で、子供の頃の学校時代の美術の教科書の中に見る

事も多かったと思います。

 

時の権力者の庇護を受けて才能を開花させたアルチン

ボルトですが、なぜこの様な不思議な絵を描いたのかは

不明。

 

演出家要素もあって、多くの表現を形にして人々を

楽しませる、今で言えばアートディレクターも担って

いたとの事ですので、人を驚かせることが好きな才能

溢れるアーティストだったのかもしれません。

 

絵には多くの寓意が秘められている様ですが、それを

知らずとも「こんな表現、あるんだ!」と思わせる、

遊び心を感じます。

 

擬人、擬態は既に植物や昆虫の世界を見て知っていた

のでしょうが、それを平面に奇想風景にして描いたのは

凄いこと。

 

きっと彼には、世界はまったく違う物に見えていたの

かもしれません。

絵画展は9月後半まで開催。

 

店長が訪れたのはサマーナイトミュージアムとして、夏の数日に週末限定で夜9時までの開館とのことで、こういう『キモイ』絵は、夜に見るに限る!と店の営業後に訪れたのは大正解。

 

暗闇の中に浮かぶ多くの奇天烈絵画を見て、心はすっかり涼やかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

一寸だけ悪戯して、ガラスで出来た花のビーズを散りばめて撮影。

こちらは日本のヴィンテージフラワーパーツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 11:19 * - * - * - -

イエローボックス

昨日の山百合の如く、古いイエローの箱に入れられた物。

 

開けると、まるでその箱の色が映ったかの様な、黄色の

小さなバロックのビーズ達がコロコロ…。

 

箱は70年近くも前の物なので、70年かけてその色を

ビーズ達に移し替えたのでしょうか。

 

…なんてあり得ない事すら思わせる『古い物マジック』

を考えた、猛暑の真夏の午後の夢想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:39 * - * - * - -

鉄色真珠

およそ本真珠には見えないという、逆説的な面白さの

鉄色の真珠は、16mmもあるスフレと呼ばれる、

フランス製ヴィンテージビーズ。

 

吹きガラスの内側から、パールエッセンスと呼ばれる

パールカラーを塗布して仕上げた物で、おそらく同径

コットンパールよりも、軽い素材と見受けます。

 

仕上げの時、吹いた穴の部分を跨ぐ様に、ガラスの

アーチを掛けて、冷やし固めていますので、そこに

ワカンなりを掛けて、使ったのでしょう。

 

擦れあうと、カリカリ…と独特の乾いた音を立てます。

 

奥に仕舞い込んだまま、すっかり忘れていて、机周りを

整理したら、コロコロ転がり出て来ました。

 

割れずにいたのもエライ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:55 * - * - * - -

箱入りボヌール

〜お知らせ〜 本日、5月1日は定休となります。

連休2日(火)〜5日(金)は通常営業致します。

 

 

紙箱の中には…

 

 

 

5月1日にはお馴染みの、スズランの花がギッシリ。

 

花はガラス製で、ロスレーの工房で50年代の頃に製作された、

針金の先にガラスを溶かして巻き付け、花の形に象った『Tige』

と呼ばれるもの。

 

数百個のスズラン達は、勿論手作り故、一粒一粒花の感じも

色の雰囲気も微妙に違います。

 

まるで森に密集して咲く本物のスズランの茎の先端に咲く、

小さな花だけを、そっと傷つけないように摘み取って、大切に

箱に納めた様な風情。

 

純白で艶々、まろやかな感触の花からは、スズランだけが

持つ、甘い香りまでが漂って来そうです。

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 08:57 * - * - * - -

アイディア ソース

 

 

 

  

パリで開催中のバレンシアガ展

 

鮮やかなピンクのボンボン飾りが付いた、ケープは、大人可愛らしい印象のもの。

 

黒という強い色に相対するには、やはりどんな色の中でもピンクが一番引き合う

のかもしれません。

 

よ〜く拡大していくと、ピンクのボンボンは髪の毛より細いシルクコード。

 

珠の大きさにグラデーションしたり、パールビーズを挟んだりと、アクセントも

様々に、ハラハラとケープの上を滑り落ちる花びらの様。

 

このピンクのアイディアは、何処から来たの??と考えてつつ会場を後にしたら、

目の前に今や盛んに咲いているピンクの花が。

 

蕾の塊をジッと見ているうちにあのボンボンに繋がりました。

 

アイディアソースは身近な自然から…が多いのは、どの世界にも多く見られます。

 

明日、明後日と定休の店長は、そんな自然に発見を見つけるべく、ジャパンカン

トリーへと向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 12:00 * - * - * - -

煌めくビーズ3

〜お知らせ〜 ルースへの問い合わせが多い為、

数日の間、こちらをトップに致します。

以下、通常に続きます。

 

「サフィレット、製品では無いのだけれど、材料でなら

入手したのよ」…と仲良しのディーラーさんが、ポケット

からおずおずと出したのは、サフィレットのルース。

 

直径6mmのフラットバックの数十個のサフィレット。

 

色が浅く見えたので、枠にセットした感じが分らず、一瞬迷いましたが、兎も角も頂き、日本で枠を現行品で探すこと数日。

 

4ホールのある四つ爪に納まりましたが、面白い事に枠に納めたら、ミラーが無いのに綺麗なバイカラーへと変身。

 

面毎に濃淡のブルー&ブラウンが舐めるように輝きました。

 

枠にセットしたら、色や輝きが落ちると言う話は聞いた事がありますが、逆もあるとは…。

 

枠無し石のみは1個1600円、枠付きは1個1700円。(送料別)

 

気になる方は、info@jellicour.com 又はjellicour@gmail.com まで、お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:24 * - * - * - -

煌めくビーズ2

瓶の中にあったのは、直径たった3.5mmという、小さな

4つ爪枠に留まるフラットバックのクリスタル。

 

ローズカットと思い込んで書きかけ、でも良く見たら、

更に細かいカットの、あえていうならハニーカム(ハチ

の巣)の様。

 

春の明るい日差しを受け、眩く輝いています。

これらは当時(1900〜20年頃)は衣装やバッグの刺繍材料として生産されたもの。

 

オリジナルの枠は、裏にクロスの膨らみが在り、四方に糸が通せる仕組みです。

 

今よりずっと細やかにカットされたクリスタルガラスは、当時主流になり始めた、電灯の光源下でも充分明るく光っていた事が想像出来ます。

 

このキラキラが刺繍された美しく豪奢なドレスをまとった、当時の貴族のセレブ達や女優達の顔に反射、レフ版効果も手伝って、さぞや神々しく見えたことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:33 * - * - * - -

煌めくビーズ1

〜お知らせ〜  6日は定休となります。

 

更新もようやく済んで、日常が戻ったところで、次なるは

小さなアンティークのビーズ達の整理。

 

買い付けのタイトな時間の中、気持ちに余裕が無い限り

ビーズには触手が動かない方ですが、最終日のロンドン、

心にゆとりがあったのか、知り合いのディーラーさんの

机の上に古い筒型のガラス瓶が置かれているのを見て、

ふと手に取ったら、そこにぎっしりと古いビーズが

詰め込まれていました。

 

帰国後の盛り沢山の仕事の中で、どうしても後手後手に

追いやられ、ようやく時間が取れた今、しげしげ瓶を

眺めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:30 * - * - * - -

フレンチ・レトロ・ビーズ

いつもなら、フランスで出逢うはずのヴィンテージメタル

やガラスのビーズ達。

 

何故か今回はイギリスにて、その邂逅が。

 

ハスケルが良く使う、ロシアンゴールドカラーのカット

タイプは勿論、淡いグリーンにロイヤルブルー…そして、

ガラス製のサテンと呼ばれるタイプのビーズ達も、時代が

経ている故か、とろける様な質感が、レトロな雰囲気を

醸し出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 12:26 * - * - * - -
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