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コロコロシルクの飾り物

パリじゃないと出会えないかも!…な小さなシルクの

ボールは、オペラ座のすぐ裏の、パリ中央に鎮座する

デパート、ギャラリー・ラファイエットのオリジナル

札付きというもの。

 

シルクの宿命で、色が経年変色を起こしていますが、

細い糸の組み込みの複雑さは、ほつれもなく健在。

 

色合いから、上流階級の女性たちがまとう、シルクや

麻、ローン、モスリン等の白い衣装の裾飾りに使わ

れた物達でしょうか。

 

パリでは時々こうした断片が、今でも転がるように

見つかり、オトメゴコロを刺激してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 13:30 * - * - * - -

晩秋ルージュ

 

この秋は、赤がポイントカラーの様で、街のショップの店頭はクリスマスが近いせいもあるでしょうが、赤色がそこら中。

 

色としては強く、少量でもハッと目を引く色ゆえに、効果は絶大。

 

ところがビーズ製作されるの方々に言わせると、赤色のビーズが殆ど現行では造られておらず、赤色を使って何かを造りたくても、出来ないのだとか…。

 

頼まれれば、何が何でも探す店長は、今日もパリのパーツ屋に潜入。

 

多くの箇所を探したのですが、確かに現行品では樹脂以外、

ガラス製の赤色は、ほぼ見当たらないのが事実。

 

そう来たら、もはやヴィンテージで探すしかない!…とばかりに、

チャンネルを変えたら、写真のビーズをお持ちの業者さんと

出会うことが叶いました。

 

細長いユニークな形は1950年代の頃の模様。

 

面白いことに、一つ一つビーズの色に濃淡があり、色彩が一定

していないのが特徴。

 

それだけこの色は、安定した色出しが難しいと想像できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 04:17 * - * - * - -

ハロウィン・カラー

とうとう10月も今日まで。

 

平日ですが、東京渋谷は今夜あたり、31日の

ハロウィンの仮装で、きっと盛り上がること

でしょう。

でも本場アメリカでは、9月になると早々に、そこら中がハロウィンの飾り付けで満載。

 

カボチャのオレンジは独特のコクのあるオレンジイエロー。

 

豊潤の色として、捉えるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は1930年頃の、インタリオやカメオのガラスのルースたちもまた、秋に相応しいパンプキン色。

 

チェコスロバキア製ですが、髪の毛の表情まで美しく表現されているところが見事。

 

今はほとんど見かけなくなった、これらのガラス製のルースやビーズ達もまた、この頃(1920〜30年代)が、技術的には最高潮を迎えていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 12:29 * - * - * - -

金木犀ビーズ

秋の街を甘い香りで包んだ香り花、金木犀も終わりの頃。

 

一雨ごとに、その小さなサーモンピンクの花々が路面を彩り

最後の最後まで、目を楽しませてくれています。

 

そんな金木犀の花を摘んで、花弁を4つ繋いだ如くの、

キュートなビーズは、金属製。

 

花の窪みにピンクオレンジの色が塗装されて、手間の

かけっぷりで魅せてくれます。

 

9月からこっち、買い付けの商品整理、web更に新着展示に

追いたてられ、僅かなパーツやビーズ類は記憶の彼方。

 

コロコロと風で転がる路上の金木犀の花の様に、只今店長の

机の上を気ままに散歩中です。

 

週末、またまた台風が接近。

 

用心しつつお過ごし下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 08:21 * - * - * - -

飾りバックル

ロンドンやパリで出逢った、小さなバックルたち。

 

勿論ドレスのベルトの為が一番多いでしょうが、古いもの程

実は靴のためのバックルも、同じくらいに需要が高かったと

数年前に大英図書館で行われていた、ジョージアン展で

展示されていた、美しいペーストが埋められたて、ベルベット

の箱に入れられた一揃いのバックルの展示の傍らについて

いた説明書きを、思い出させてくれます。

 

当時はベルトのバックルで、その人のセレブ度が解った程

だったとか。

 

勿論そのバックルは、女性の為もありますが、多くは男性用

の靴に飾られた物。

 

華麗な緑の箱に入れられた一組の四角い宝石は、当時

最も重要なお洒落の必需品の一つであったことを物語って

います。

 

時代が変われば、お洒落の道具も変わります。

 

今はベルトバックルは、純粋にベルトの為の物で、そのデザ

イン性にまでこだわる方はいるのかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボロボロのベルベットのボックスに入った、ペアの靴用バックルは、当時(ジョージアン時代)伊達男の証しでもあった様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:54 * - * - * - -

シルク・ドキュメント1

アンティークの世界を漂っていると、意外に思い込みが深く

なってしまいがち.

 

その品々が考えもしない場所や、時代(あるいは人)に

よって製作されたという事実を知る機会を持つ、当時の

ドキュメントに出逢う程、楽しいことはありませんし、尚且つ

それが日本絡みであれば尚更。

 

レースやブレード、手芸に因む多くをコレクションするディー

ラーのA夫人の所で、写真のシルクボールのサンプル帳を

見つけたときも、まさにそんな気分。

古い(19世紀〜20世紀初頭)欧州製のドレスや、小物類の

裾飾りに使われた、シルクの細い糸をコルクや固い綿に

巻きつけた小さなビーズたち。

 

その品はフランス製が殆どと思い込んでいましたが、

実はその一部は日本製であることなど、思ってもいない

事実でした。

 

艶やかな独特の光沢がある糸や布地は、欧州においては、

最も高価であり、得難い素材の一つでしたが、絹糸を生産

することに早くから成功していた日本は、どうやらそれらの

素材から、こうしたシルク製のビーズを生産して、世界へ

向けて輸出していた事が解る証拠となる、たった1枚の

サンプル帳が、コレクターさんの引き出しの中で、ほこりを

被ったまま、仕舞われているなんて。

 

見ると、右下にはローマ字でKIYOHARA & CO.LTD.と

あります。

 

大阪に存在した、素材の輸出を手がけていた会社名と

思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 13:14 * - * - * - -

氷砂糖ビーズ

まるで氷砂糖のお菓子の様な趣のパーツはフランス製。

 

透明なひし形のガラスの表面に、白と金粉のアヴェン

チュリングラスを溶かしながら巻き付けて、トロンと混じり

合うマーブル状にしつらえたそれは、イタリアではピュー

マータ(羽根)と呼ばれるもので、大きさの為か、穴の中

には最初に巻き付ける為の銅線が未だ残っています。

 

一見ヴェネチアンの様に見えますが、大胆な大きさと

鋭角的なデザインで、ヴェネチアンでここまで大きな

タイプはあまり見かけません。

 

以前フランスで、パーツや材料を扱っている専門の

ディーラーさんから、1920年代のフランスは、高まる

ファッション材料の需要に対し、職人不足の為に、

欧州各地からガラス材料を造る職人が集められた…

と聞いた事があります。

 

口の中で転がしながらゆっくり解ける甘いお菓子の

様に、儚い印象を抱かせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:02 * - * - * - -

アルチンボルト

〜お知らせ〜  23日、24日は定休です。

 

現在、東京上野西洋美術館で開催中のルネサンス後期に

活躍したジュゼッペ・アルチンボルト展を見に。

 

植物や動物など、自然界の『モノ』を集め、人の顔を

表現して見せるという、専門的にはマニエリスムという、

非現実や誇張表現という、一寸キモイ事を視覚化した

画家で、子供の頃の学校時代の美術の教科書の中に見る

事も多かったと思います。

 

時の権力者の庇護を受けて才能を開花させたアルチン

ボルトですが、なぜこの様な不思議な絵を描いたのかは

不明。

 

演出家要素もあって、多くの表現を形にして人々を

楽しませる、今で言えばアートディレクターも担って

いたとの事ですので、人を驚かせることが好きな才能

溢れるアーティストだったのかもしれません。

 

絵には多くの寓意が秘められている様ですが、それを

知らずとも「こんな表現、あるんだ!」と思わせる、

遊び心を感じます。

 

擬人、擬態は既に植物や昆虫の世界を見て知っていた

のでしょうが、それを平面に奇想風景にして描いたのは

凄いこと。

 

きっと彼には、世界はまったく違う物に見えていたの

かもしれません。

絵画展は9月後半まで開催。

 

店長が訪れたのはサマーナイトミュージアムとして、夏の数日に週末限定で夜9時までの開館とのことで、こういう『キモイ』絵は、夜に見るに限る!と店の営業後に訪れたのは大正解。

 

暗闇の中に浮かぶ多くの奇天烈絵画を見て、心はすっかり涼やかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

一寸だけ悪戯して、ガラスで出来た花のビーズを散りばめて撮影。

こちらは日本のヴィンテージフラワーパーツです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 11:19 * - * - * - -

イエローボックス

昨日の山百合の如く、古いイエローの箱に入れられた物。

 

開けると、まるでその箱の色が映ったかの様な、黄色の

小さなバロックのビーズ達がコロコロ…。

 

箱は70年近くも前の物なので、70年かけてその色を

ビーズ達に移し替えたのでしょうか。

 

…なんてあり得ない事すら思わせる『古い物マジック』

を考えた、猛暑の真夏の午後の夢想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 09:39 * - * - * - -

鉄色真珠

およそ本真珠には見えないという、逆説的な面白さの

鉄色の真珠は、16mmもあるスフレと呼ばれる、

フランス製ヴィンテージビーズ。

 

吹きガラスの内側から、パールエッセンスと呼ばれる

パールカラーを塗布して仕上げた物で、おそらく同径

コットンパールよりも、軽い素材と見受けます。

 

仕上げの時、吹いた穴の部分を跨ぐ様に、ガラスの

アーチを掛けて、冷やし固めていますので、そこに

ワカンなりを掛けて、使ったのでしょう。

 

擦れあうと、カリカリ…と独特の乾いた音を立てます。

 

奥に仕舞い込んだまま、すっかり忘れていて、机周りを

整理したら、コロコロ転がり出て来ました。

 

割れずにいたのもエライ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Matière-素材- * 10:55 * - * - * - -
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