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イヤリング@paris

海外に行くと、人々の装身具につい目が行く習慣があって

気が付くと後を追ってしまっている、最早ストーカーな

旅先の店長。

 

特にフランスの女性達は、化粧っ気の無い人でも、必ず

イヤリング(ピアス)は着ける習慣があるところから、

相当オシャレには心配りをしている民族と鑑みます。

 

この日もバス停で出会った、おばあちゃまに目が釘付け。

 

同じバスに乗り合わせたので、やや後方に座り、カメラを

向けてしまいました。

 

グレイヘアーを綺麗に結い上げ、耳元には鮮やかな

ブルーカラーのイヤリング。

 

原色を顔の近くに置くことで、見る側はそこに目が捉え

られ、顔ごとの記憶が鮮明になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 09:43 * - * - * - -

秋のテーマ

いつも店頭にはドレスを飾るため、テーマに沿った服を探すの

ですが、秋のテーマが未定ゆえに迷っていた所、ついさっき

ピンと来る素敵なワンピースと出逢い、閃きました。

 

黒地のジャージ製のトップに、スカート部分にはカラフルな

幾何学模様が入ったロングワンピースは、日本では知られて

いない、小さなブランドの1970年代辺りのもの。

 

一寸短い袖丈やスタンドカラー、そして北欧のファブリックの

様な色使い…。

 

いかにもこの時代らしい感覚ですが、今も新鮮に感じます。

 

プレタポルテでしょうが、まだまだ丁寧な造りをしていた

時代のもの。

 

マネキンに着せて飾るのが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 09:10 * - * - * - -

オマージュあるいは進行形

昨年日本のテレビで放映された、フランス製作ドキュメント、

シャネル対スキャパレリ。

 

シンプルな中に機能性を取り込んだ、現代の装いの基礎を

創った、たたき上げココ・シャネルと、多くの芸術家との

間で創造性を膨らませ、服作りに昇華させた、イタリア

出身のエルザ・スキャパレリ。

 

閉じてしまったメゾン故に(最近復活しましたが)研究が遅れ

がちなスキャパレリですが、フランスよりも、戦火を逃れて

数年暮らしたアメリカでの方が高評価のような気がします。

 

写真右はそんなスキャパレリが1938年に出した、サルの毛で

使ったシューズ作品、そして左はそれからインスパイア(啓発)

されたカツラドレス。

 

インスパイアからインスパイア。

 

ファスト系が席巻した時代も過ぎて、次の新しい『何か』が

登場してくるのをじっと待っているのが、今のファッション

業界なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一寸珍しい1930年代のスキャパレリによる鞄型ブローチで欧州製。こちらも最近出た資料により、ようやくスキャパレリの作品と分かったところ。眠れる作品はまだまだ見つかるかも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 09:38 * - * - * - -

絶対ルールなネックレス

アメリカ、ヴォーグ誌の伝説エディター、アナ・ウィンター。

 

彼女の着けるネックレスで、何時かブログを…と思っていて

いつの間にやら時間だけが経過。

 

絶対に黒色は着ないという、シャネルが聞いたら激怒しそう

な彼女のファッションは、いつもカラフルな色やプリント使い

のフェミニンなもの。

 

そんなカラフルプリントに負けていない装身具の装いは、

リヴィエールチョーカーの重ね着け。

 

彼女はそれこそ色違いで何十色と持っていて、それを

服の色とコーディネートしながら、必ず3本使いという

絶対ルールで、着け替えます。

 

人間は歳を重ねると、首回りにはどうしても年齢を感じ

させるものがありますが、このネックレスの使い方だと

レフ板の効果が生まれ、見事に払拭。

 

クリスタルを使い、シルバーや細い枠のセッティングで

リンクするこのタイプは、裏にミラーが無い方がナチュ

ラルに見えるので、ミラー貼りの在るラインストーンでは

少々輝き過剰。

 

足したり引いたりして、バランス具合を見ながら着けて

いるであろうウィンター女史の姿が想像出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 13:03 * - * - * - -

服とスキャンダルの関係

先日のパリで、一寸ユニークな装飾美術館での展覧会

「適切な服装を 服がスキャンダルになるとき」へ。

 

服を着用するようになった遥かなる人類史の中で、

更にそれが実用から、権威やファッション、流行と

いう言葉が入ってきた事で、衣類はある種のメッ

セージ性を帯びます。

 

その中で、確信をもたらし、次なる世界への扉を

開いて来たのは、いつの世でも革新的なアイディア

に満ちつつ、行動を起こしてきた勇敢(?)な人々。

 

そんな切り口と共に展示された、15世紀位から

始まるびっくり衣装達は、人間性に潜む一寸猥雑

さが見えるもの。

 

写真は胸のラインを大きく開け、わざとバストが

露出して見える様に造られた、18世紀の頃の優雅

なるキャンディーカラーのシルクドレス。

 

おそらく当時の娼婦達が纏ったドレスと思われます。

当時一般では「破廉恥!」(もはや死語)と恫喝されてしまったでしょうが、裏の世界、閉ざされた空間では存在したこれらのモノ。

 

昨日紹介した映画もそうですが、ファッションはいつも世の中の裏側を反映している時も。

 

展覧会の会場には、そうしたスキャンダラスな服や当時それを着る人々の肖像画で溢れ、来場者の苦笑を誘っていました。

一番ウケていたのは、会場最後に特集されていたあらゆる映画やドラマなどの、ファッションシーンを切りとったもの。

 

『ダウントンアビー』から『プラダを着た悪魔』、『マリー・アントワネット』etc…。

 

映像に見るファッションシーンの紹介も、これまた学芸員が情報を寄せ、一つ一つ切り取ったもの…と、その努力を思えば、学芸員も楽しみつつ作り上げたと思われる展覧会でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左…小林幸子の衣装にあらず。 90年代のティエリー・ミュグレーです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 08:31 * - * - * - -

黒とピンクのバレンシアガ

〜 お知らせ〜  10日は定休です。

 

今回のバレンシアガ展の中で、大きく括られたテーマの中に

あった「黒と色」では、圧倒的に目立っていたのが『黒とピン

ク』という取り合わせ。

 

それは先日、街頭で見かけた欧州の八重桜のピンクと同じ

コクのある、それは鮮やかな桃色で、フランスの女性達は

何故かこの組み合わせが大好き。

色の存在や解釈は、やはり身の回りに存在する自然物達から始まると言う事が、良く解ります。

黒の贅沢な光沢のシルクやサテンに、丁寧に刺繍や飾り付けられた、多くのピンク色のビーズの房飾り達は、無彩色の中で甘やかに香る花の様に、大人のマダムのシックさと、若い未だマドモアゼルと呼ばれる少女に近い女性の可愛らしさが同居する様な、コラボレーションカラー。

 

大人の中に見る、一瞬の子供の様な仕草や様想に、人は魅力を感じるもの…と言う事が良く解ります。

 

バレンシアガ展はその場所と言い、雰囲気と言い、120%堪能出来たうえに、何と入場は本来は有料(10ユーロ)なのに、何故か急に美術館のサーバーがダウンしてしまい、復活する30分の間だけに入場した人全員は無料というフランスらしい大盤振る舞いに(いい加減とも言う?)、思わず「では代わりに目録を!」と出費に大盤振る舞いした店長でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 10:15 * - * - * - -

ビジュー・バレンシアガ

バレンシアガ展で目を見張ったのは、ドレスと共に飾ら

れていた、多くのビジュー・ファンテージ達。

 

50年代、オートクチュールが復活した時も、殆どがこう

したコスチューム・ジュエリーが、ドレスと共に提供され

使われていた事が良く解ります。

黒に拘られて造られたドレスの展示故にアクセサリーも黒。

 

シードビーズ、フレンチジェットのガラスをリボンや革に刺繍したり、この頃に流行し始めた、メタルをわざと黒く塗る、

漆に見立てた、『JAPAN』加工された漆黒のチェーン等を使ったボリュームあるな品々がたっぷり。

 

手間を掛けたアクセサリー達は、本物の宝石とは違いながらも、独特の贅沢なオーラを放ち、服の為に造られた装身具という趣をたっぷりと見せてくれました。

これらを含め、館内の品々は何所からどう撮影しても可能という大盤振る舞いにも感謝感動した店長。

 

多くがスマートフォンで撮影される方達でしたが、デジカメ持参のお陰で、保存の為に大きく撮影する事が叶い、廃れつつあるカメラの存在に、大いに感謝した次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 11:13 * - * - * - -

バレンシアガ

先日パリ滞在中に訪れた、スペイン出身、後にフランスに

渡り、メゾンを開いたバレンシアガのアーカイヴスを見に

美術館へ。

 

バレンシアガが生み出した中でも『黒いドレス』がテーマ

故か、通常のファッション、モード専門の美術館ではなく、

あえて彫刻家(ブールデル)美術館を展示会場に選ぶ辺り

スランスらしい心意気を感じます。

1930年代、スペインは内乱を迎え、ファシスト政権へ移行。

混迷の中で、既に自国で成功していたにも拘らず、国外へ出なければ活動を続けられなくなったクリストバル・バレンシアガが選んだ先が、フランス、パリ。

 

最近まで靴やバッグ等、服飾雑貨のみを生産しているブランドでしたが、生誕100年を迎えて、新たなディレクターで彼自身が生み出した造形的ラインの服達を再構築する形で、新しいコレクションを発表。

当時は彗星の如く登場したクリスチャン・ディオールと並んで称賛されることも多く、超立体で造られるドレスは、今見ても新鮮なフォルムに満ちた品々。

 

館内は多くの彫刻作品と共に、漆黒の彫刻の如く、スーツやワンピースやドレス等々100点以上飾られていて、それは圧巻。

 

古い言い方かもしれませんが、まさに『布の彫刻』に相応しいものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 12:41 * - * - * - -

エンパイアドレス

スカートを目いっぱい膨らませるのが常識だった欧州

のドレスの歴史の中、一時だけ細いシルエットの

ドレスが流行した時代があります。

 

新古典主義の時代、イギリスではジョージアンの頃で

エンパイア。

フランスでは革命後のナポレオンの頃でディレクト

ワールと呼ばれるシルエットで、ほぼコルセットは

着けず、ハイウェストで布地はモスリンという薄手の

肌にまとわる様に沿う布が多様された事から、

イメージとしては現代でもあり得るシルエット。

 

写真はおそらくもっと最近、1960〜70年代に、その

エンパイアスタイルを真似して作られたらしい、イギ

リス製のヴィンテージのコットン製。

 

ジョージアンらしく、お腹回りをわざとゆったりさせて

いる所も、造った人はなかなか知っている人だな〜と

思わせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 09:08 * - * - * - -

SWAN

酉年に相応しい画像を撮りに、ロシアから飛来する

白鳥を見に出掛けたのに、鳥インフルエンザの襲来で、

思わぬ見学不可になったことで、書けずになって

しまったので、別の『白鳥』のお話を…。

 

第2次世界大戦後のアメリカ。

 

ジェット機が登場し、大西洋も半日で横断可能という

時短旅行時代を迎えてスピード感が増す中、アメリカ

は経済文化共に、黄金期を迎えます。

 

歴史という背景を持たない新しい国に生まれ育った

女性達の中で、特にこの時代にファッションアイコン

として活躍したのが、通称『swans』と呼ばれた

女性達。

 

ベイブ・パリー Babe Paley,

スリム・キース Slim Keith,

リー・ラジヴィル Lee Radziwill,

C.Z・ゲスト、   C. Z. Guest,

グロリア・ギネスGloria Guinness,

マレラ・アグネリ Marella Agnelli

 

富と、犯し難い美貌とファッションセンスを武器に、

世界の社交界を飛び回る彼女たちの事を「スワン」と

呼んだのは『ティファニーで朝食を』で有名な小説家

トルーマン・カポーティ。

 

白鳥の様に細長い首を持つ彼女達、そして水面下で

必死に足をばたつかせているが如く、表では自然体に

見えるが如くの教養やセンスを水面下では必死に磨く

多くの努力をしている所故に、そう呼ばれたそう。

 

富のみではなく、知性に裏付けされた彼女達は、当然

装いや仕草も実用でありながら、エレガントで個性的。

 

先入観に捕らわれていない故、コスチュームジュエリー

を面白がり、オートクチュールの装いに大胆に取り

入れたファッションを展開したことで、周囲の注目を

浴び、故にコスチュームジュエリーメーカーは活況を

呈し、アメリカでの一大産業にも成長。

 

当時のハーパースバザー等のファッション誌を読むと、

綺羅星の如くの彼女達の贅沢ながら、品の良いライフ

スタイルがページを飾り、見飽きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Fasion * 08:42 * - * - * - -
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