<< January 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

天使の音楽隊

陽だまりの中、音楽を奏でる、シルエットの天使達。

 

チェコスロバキアで造られた、木製のネームカード

です。

 

半円台座には、木製漆黒のシルエットの天使を挟む

ホールと、名前を書いた紙を挟む、細いホールが

2か所刻まれています。

 

時代映画やドラマに見る、正式の着席ディナーの

場合、席順はあらかじめご招待をした側が決めて

いるのがルールでした。

 

「×さんと○さんは相性が悪いから隣同志はダメ」

とか、大人しい方の隣にはよく喋る人…とか、

独身同士合わせるとか…考える方も一仕事だった様。

 

そして当日、食前酒を楽しんだ後、ダイニングに

通されると、長いテーブルの上には、きちんと

並べられたお皿とカトラリー、純白のナプキンと

共に、座るべき場所にネームカードが挟まれた、

可愛いスタンドが置かれていて、自分の名前を

探して着席し、あとは料理とお喋りを楽しむ…。

 

そんなディナーを個人宅で催す…なんて事も最近は

なかなか行われず、ディナーセットが売れなく

なったと、老舗の食器メーカーさんが倒産危機に

あることも耳に届きました。

 

カジュアルな立食ではなく、正統な着席スタイルの

ディナーを個人宅で楽しんでいた時代の、小さな

名残の品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 13:22 * - * - * - -

空想絵画

昨年末のクリスマスイブに、自宅の壁塗りに勤しんで、

壁の一面を『1万メートルの空』という、思い通りの

色に仕上げた店長。

 

何故この色を選んだかと言えば、1枚の絵を飾る為。

 

蒼い空を背景に、人気無い廃墟の様な空間に建つ

建物に、ブラリと下がる柱は、造る途中なのか、

解体する為なのか…。

 

この世に在りそうで無さそうな、空想建築物を描く

画家、野又穣氏の絵に惹かれ、30年前に思い切って

入手した店長。

 

バブル時代の思い出は、この絵にのみ在り、そして

いつか、この絵の空色に同化する壁を背景に飾る

事が夢でもありました。

 

素人が壁紙の上からでも簡単に塗れるという塗装が

登場した事で、チャンスが到来。

 

メデタク壁は、絵と同様のブルー・グラデーション。

 

寝室のヘッドボード側に飾る予定なので、小さな窓が

在る様に見えたらメデタシ、メデタシ。

 

廃墟といえば、現在渋谷区松涛美術館で『終りの

向こうへ 廃墟の美術史』というタイトルで今月

一杯、展覧会が催されています。

 

荒廃した建物や空間に、人は何を見たいのか…。

 

戻らない刻とかつての栄華、人の営みの残像に

とてつもなく惹かれるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 14:28 * - * - * - -

その美女の名は…

唯一好きで集めるミニ・アチュール(小細密画)の中、

今から随分と前に購入した、美しい女性像。

 

先日読んでいた、肖像画に描かれた貴婦人達の歴史

ドキュメント本の中に、彼女とそっくりな人を

見かけ、調べてみたら同一人物であることが解り

ました。

 

美女の名はレディ・エマ・ハミルトン。

 

レディの称号ですから貴族なのですが、彼女自身は

労働者階級の生まれ。

 

波乱の生い立ちを持って、運と才能で自ら出世した

という人生を送っています。

時代はフランス革命の頃。

 

エマはイギリスの田舎の鍛冶屋の娘でしたが、父親が早くに亡くなった事で家族の生活を支える為、10代そこそこで世の中に。

 

当時田舎出の若い娘が都会で直ぐに就ける仕事といえば、屋敷のメイドか下働きがもっぱら。

 

そこを起点として、一時は娼婦にまで身をやつしたものの、持って生まれた美しさから、とある貴族の愛人に。

 

更に出逢いの運に恵まれた彼女は、愛人の叔父に見染められ、上流階級に相応しい、マイ・フェア・レディのイライザの如くの教育を受け、とうとう父親程も年齢が離れている貴族の男性が、彼女を放し難くなり結婚。

 

夫が大使であった為、イタリアのナポリに赴任し、

ハプスブルグ王家からナポリに嫁いだマリー・

アントワネットの姉でもあるマリア・カロリーナ

王妃ともお友達…という華やいだ生活を送ります。

 

その後、フランス革命後に登場するナポレオンと

戦った当時のイギリスのヒーロー、ネルソン将軍

とも大恋愛。

 

ダブル不倫の状況のまま、彼との間に2人の子供

も誕生。

 

その後は運に見放されたかのように零落の一途。

 

最後は本国にも居られず、フランスに移るものの、

アル中となり、49歳という若さで世を去ります。

 

美しさ故に運命に翻弄されたとしか言いようの

ない生涯は、まるでトマス・ハーディーが書いた

運命に翻弄された美女『ダーバビル家テス』の様。

 

どうやら手元に在るミニアチュールは、一時絵画の

モデルで名声を浴び、数多く描かれた彼女の肖像画

を元にコピーされた中の一つの様です。

 

絵の中のエマは時代を超えた美しさを湛え、愛ら

しさと共に無垢な永遠性を感じさせつつ、永遠の

微笑みでこれからも誰かを魅了させるでしょう。

 

彼女の人生に興味ある方は、少々古いですが、映画にも

なっています。

 

1941年のイギリス映画で、邦題タイトルは『美女ありき』。

 

主演は『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラも演じた

ヴィヴィアン・リー。

 

一寸タイプの違う美女って感じですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 12:26 * - * - * - -

季節のうつわ

先日、この頃通う料理教室で挑戦したのは、人生で初の

精進料理。

 

動物性素材を一切使わずだから、出汁も昆布と干し

シイタケのみ。

 

お酒もみりんも使わず、ひたすら野菜を剥いては

刻み、蒸したり揚げたりと野菜別に調理を行い、

最後にアレンジ。

 

朱の器に盛られた秋満載の出来栄えに、日本料理の

細やかさと繊細さをほんの少しだけ、理解しました。

 

何より和食は器が揃わないと、サマにならない

という事実。

 

神楽坂にも数多とある和食店でも、器ばかりが

目に行き、意外に味は記憶なし…という事も。

 

下写真はアメリカで出逢った、薩摩焼の豆皿。

 

薩摩焼というと、もっぱ輸出のためのボタンが

有名ですが、こうした小さな食器も制作され、

海外に輸出されたり、お土産として扱われて

いた事が判ります。

 

豆皿ですから直径は5僂砲睨たないものですが、

内側には季節毎の花々や風物が描かれていて、

情緒感たっぷり。

 

扱っていたのは何故かインド人ディーラー。

 

「この皿は中国製だよ」と言っていたことが想い

出されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 14:01 * - * - * - -

ステーショナリー

〜お知らせ〜 7.8日は定休です。

 

古いインク壺とペンホルダーの在る、言わばステー

ショナリーと呼ばれるアンティークジャンルで、

コレクターさんも居られます。

 

四角い板の上、美しい飾りの在る四隅の金具。

 

中央の窪みにオリジナルで置かれた蓋つきのガラス

インク壺。

 

その蓋は外れて紛失しない様に、チェーンで本体と

繋がっている具合も優秀。

 

さり気なく置かれたペンホルダーなど、細かい所に

神経を行き届かせた品。

 

塗られた爽やかなグレイッシュペールブルーも

美しく、こんな美的枯れ具合のアンティーク雑貨が

机の上傍らに在ったら、手紙などをしたためたく

なるかもしれません。

 

こうした優秀な品を見かけると、ジャンルでは無い

けれど、ついつい手が出る店長です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 08:20 * - * - * - -

トースター

〜お知らせ〜 本日隣の神社の祭礼で、店舗前は

屋台が出ていますが、店は通常通り営業しており

ます。

 

自宅のトースターがそろそろ逝ってしまいそう。

 

そしたら次は、バルミューダーにしようかと、真剣

検討中の店長。

電気が何処の家にも当たり前の様に引かれた頃、家電という物が登場した中で、トースターはどうやら最も早い時期に登場した製品のカテゴリーに入るよう。

 

チーズ等をトッピングをして焼く厚切りトーストスタイルは、薄切り焼きが主流のイギリスには今もあまり無いゆえに、こうして立てて焼くスタイルでも、一向におかまいなしかもしれません。

 

だとしたら、今もこの品で存在しても良い様な気もするのですが…見かけません。

 

時々古い品で見かけるこれらで、横型ボックススタイルではない為、コンパクトな造りなのは大いに結構。

 

インテリアとしても優秀な物と思います。

 

そういえば、少し前に流行ったイギリスの貴族ドラマ

『ダウントンアビーで』でも、ようやく電気があたり

前のように通った生活で、貴族の暮らす大きな館の

地下、侍従達が働くゾーンで、ひっそりと出始めの

頃のトースターでパンを焦がしながら焼く家政婦長

ヒューズさんのシーンが思い出されました。

 

そんなことを考えていたら、今日からBSで、リバイ

バル放映されるとか。

 

確か映画も制作中というはずですが、何処に行っ

ちゃったのでしょう、その話…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 11:28 * - * - * - -

小さな脇役

カットされた冷たい輝きの中に見える、柔らかな光。

 

写真は小さなジュエリー皿。

 

中央の突起は、リングを通しておく為の棒。

 

一日の終わり、帰宅して直ぐ服を脱ぐよりも先に、アクセサリーを外す・・・という方が多いのではないでしょうか?

 

これはそうして外した装身具を亡くさない為に、簡易的に置く為のトレイでしょうが、小さいながらも色々な意匠が在り、専門のコレクターさんも存在します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 10:50 * - * - * - -

UV対策フロイライン

遠きアメリカの地で出逢ったミニョネットは、ドイツケストナーの

フロイライン(お嬢さん)。

 

元々人形はさっぱり???ですが、キリリと結んだ口元、真っ白な

肌にさす頬紅…etc、あまりのチョ〜可愛らしさに、ワンショット。

 

日差し強い地にて出逢った為か、ツバ広の手編みの帽子を被って、

日除け対策に余念の無いフロイラインに「この時期の紫外線はね、

怖いのよ!」とばかりに注意された様な気がして、思わず最強の

UVクリームとビタミンCのサプリを買いに、ドラッグストアに駆け

込んだ、買い付け合間のエピソードです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 08:09 * - * - * - -

雑貨物語2

目に入った時、可愛らしさに、思わず手に取って

しまった、小さなデミタス。

 

ラブリーなピンクのフランス、リモージュ製の

ものでした。

 

多くを生産して輸出していたリモージュですが、

やはり本国フランスで見かける物は、可愛さも

出来も逸品。

 

コクのあるピンクに小花、アクセントは分厚く

盛り上げた金彩の唐草。

 

春気分のコーヒータイムが楽しめるかも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 12:24 * - * - * - -

休日成果

唯一誰ともアポが無い日に、完全晴天!

 

となればさっさとロンドンを脱出し、カントリーサイドへ。

 

オフの日らしく、何か自分に探したい気分、という気分の所に

勝手知る小さな宝物が潜むアンティークショップのガラス

ケースに隠れるように鎮座していた細密画(ミニアチュール)。

 

個人的にミニアチュールを集めていましたが、「これぞ!」

と思うモノは数年に一度出逢うかどうか。

 

5センチ直径のアイボリーに丁寧に描かれた貴婦人は、エンパ

イア風のドレススタイルに結い上げた髪には細いティアラ、

耳には大粒ドロップパールのピアスにパールのネックレス。

 

後ろ姿も麗しい、エレガントそのものの風情。

 

果たして実在か、それとも描き手の理想の女性だったのか・・・。

 

ロンドンに向かう2時間が、ちっとも苦痛ではなかった、新しい

コレクションです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 08:25 * - * - * - -
このページの先頭へ