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春に訪れの冬

リノベーションしたリビングルームの灯りを、試行錯誤して

1年以上も見つけられず、散々悩んだ昨年。

 

国内はもちろん買い付け時の海外…アンティークから

ヴィンテージ、量産からオーダー、ハンドメイド…。

 

あらゆるカタログにネット検索、ショールームに到るまで

さ迷い歩きました。

 

そんな折、フラワーショップ、ジャルダンノスタルジック

店長さんから紹介されて訪れた、ステンドグラス作家の

堺牧子さんの個展で小さなランプ達を見た途端、美しさに

ビビッ!

 

「絶対にこのランプ!」と決意して、製作を依頼して、

待つこと3カ月…。

 

とうとう昨日出来上がって来ました。

ランプは贅沢にも3灯、ダクトレール下に並べて灯して

います。

 

無機質な『まるで病院のオペ室』の様なリビングが

テーマゆえ、この色の無い冬景色そのものの、本来

教会の窓に嵌め込まれる、カラフルなステンドグラス

とは間逆のモノトーン。

 

北欧のフェルメール、ハンマースホイの描く、静謐な

モノクロの絵画の様なポエジーさを感じます。

 

ゆらぎやひずみ…波打つ湖面の様な、透明板ガラスの

中に伸びる細い木の枝達は、まるで訪れる春を永遠に

待ちわびる森。

 

朝に夜に、見つめる度に幸せな気分でいられそう。

 

お造り頂いた堺さんは、いつもは平面作品が多い中、

こうした立体のランプ製作は初めてだったとのことで、

昨日はわざわざランプをお届けに来て下さいましたが

「新型ウィルスの自粛モードで、家の中に籠っていて、

実は今日初めて外に出ました!」とのこと。

 

静養も大事ですが、人が街に出なければ、経済も

回らず、心の中の春の訪れは、益々先に伸びて

しまうかもしれません。

 

そんな事を気付かせてくれたこのランプは、もしか

したら春が進むと、この枝先に小さな蕾が芽吹いて、

小さな花が咲く奇跡が起きるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 13:06 * - * - * - -

Mannequin dolls

当店webにてモデルを務めてくれた、マネキン嬢が

リタイア決定。

 

実は多くのヴィンテージマネキンをコレクションする

店長ですが、意外に耳が露出しているというタイプは

少なく、ネットを始める上での耳元モデルは必須

ながら、そのマネキンでの少なさに驚いていました。

 

消去法で、唯一耳が出ているこのレディがモデルに

決まり、本当に長年貢献してくれました。

担いで店と自宅を行き来する事も多々。

 

そのたびに「女の首持ってる人が居る!」と叫ばれたり、笑い話も多々。

 

次の貰い手さんも決まり、近々送り出しの予定。

 

自宅のキャビネットの上で、いつも待機してくれていたアメリカン・モダン・レディ。

 

美しいデコルテも持つ彼女ですから、きっと次の方の元でもアクセサリー映えして、可愛がられる事でしょう。

 

お別れまでの僅かな日々、楽しく彼女と共に過ごします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 11:18 * - * - * - -

〜お知らせ〜5日(土)12時までに頂いたお問い

合わせには、全て返信しております。 お待ちの

方が居られましたら、お手数ですが再送下さい

ます様お願い申し上げます。

 

専門では無いので、詳しい事は解りませんが、

イギリスのストーンウェアと呼ばれる食器類に

惹かれています。

 

8月のイギリスのウィンチェスターという古い

中世にはロンドンの次に栄えた街で、カンカン

照りの日差し除けつつ散歩をしている時に

見かけたアンティークショップ。

 

その雑多な店内の片隅に置かれた、小さな

ボウルに目が釘付け。

 

どことなく日本の器を思わせる風情。

 

内側に描かれた花は、秋の花の桔梗の様で、

思わず訪れた記念に入手。

 

ダイエットには最適な、小盛りサイズゆえに

ごはんを盛ったり、朝食ヨーグルト盛ったり、

このサイズ、何かと大活躍。

 

小盛り器とダイエットの関係…深いです!

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 13:16 * - * - * - -

緑の吐息

春たけなわの木々の透明な緑葉の色を楽しんだら、

美しい緑のブローチを着けたくなりました。

 

選んだのは、購入したものの、造る事をしなかった

Makiさんのキット。

 

ようやく着手し、仕立てました。

 

若草色と透明な輝きの葉のビーズやボタンを添えた

ブーケには、輝きと艶と共に、一滴の艶消しされた

ドロップが下がり、個性を添えています。

 

春の緑をギュッと集めた様な美しい趣に、心が躍り

ます。

 

季節や心情を、小さな姿に込めるという事こそ、

装身具の一つの在り方であると、気付かせてくれ

ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 09:34 * - * - * - -

小さなシャンデリア

在る事をすっかり忘れていた、サフィレットビーズが

組み込まれたシャンデリア。

 

大きな物は多くを見かけますが、天井が低く、小さ目の

部屋が多い日本の家屋でもバランスが良いシャンデリア・

シェードは、なかなか見かけない様な気がします。

つららの様なクリスタルロングビーズの下に、ちょこんと水滴の様にぶら下がるサフィレットと、ドロップカットビーズ。

 

埃を丁寧に取り除いたら、眩しいくらいに輝き出して、春の光を乱反射しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 13:30 * - * - * - -

ヴェネチアン デミタス

東京は、快晴&乾燥続き。

 

光の下にて日光浴をさせたのは、仕舞い込んで

いたままのヴェネチアンガラス製のデミタス。

 

盛り上げたガラスの花々が、緑と金彩をベースに

艶やかな印象で、午後の光の下で輝きが乱舞

しています。

 

昔訪れた欧州の某国にあった骨董店の壁一面に、

こうしたデミタスが天井から床までズラリと並べ

られ、壁の向こうはライトが仕掛けて在ったので、

光を通して見えるヴェネチアンのデミタスが、

それは美しい光彩を放っていて、いつかは入手

してみたいと思っていました。

 

花は四つ葉の上に置かれているので、シロツメ

クサと思われます。

 

ヴェネチアン独特のコクのある華やかな彩が、

この小さなカップにも、ちゃんと存在して

います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 12:32 * - * - * - -

天使の音楽隊

陽だまりの中、音楽を奏でる、シルエットの天使達。

 

チェコスロバキアで造られた、木製のネームカード

です。

 

半円台座には、木製漆黒のシルエットの天使を挟む

ホールと、名前を書いた紙を挟む、細いホールが

2か所刻まれています。

 

時代映画やドラマに見る、正式の着席ディナーの

場合、席順はあらかじめご招待をした側が決めて

いるのがルールでした。

 

「×さんと○さんは相性が悪いから隣同志はダメ」

とか、大人しい方の隣にはよく喋る人…とか、

独身同士合わせるとか…考える方も一仕事だった様。

 

そして当日、食前酒を楽しんだ後、ダイニングに

通されると、長いテーブルの上には、きちんと

並べられたお皿とカトラリー、純白のナプキンと

共に、座るべき場所にネームカードが挟まれた、

可愛いスタンドが置かれていて、自分の名前を

探して着席し、あとは料理とお喋りを楽しむ…。

 

そんなディナーを個人宅で催す…なんて事も最近は

なかなか行われず、ディナーセットが売れなく

なったと、老舗の食器メーカーさんが倒産危機に

あることも耳に届きました。

 

カジュアルな立食ではなく、正統な着席スタイルの

ディナーを個人宅で楽しんでいた時代の、小さな

名残の品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 13:22 * - * - * - -

空想絵画

昨年末のクリスマスイブに、自宅の壁塗りに勤しんで、

壁の一面を『1万メートルの空』という、思い通りの

色に仕上げた店長。

 

何故この色を選んだかと言えば、1枚の絵を飾る為。

 

蒼い空を背景に、人気無い廃墟の様な空間に建つ

建物に、ブラリと下がる柱は、造る途中なのか、

解体する為なのか…。

 

この世に在りそうで無さそうな、空想建築物を描く

画家、野又穣氏の絵に惹かれ、30年前に思い切って

入手した店長。

 

バブル時代の思い出は、この絵にのみ在り、そして

いつか、この絵の空色に同化する壁を背景に飾る

事が夢でもありました。

 

素人が壁紙の上からでも簡単に塗れるという塗装が

登場した事で、チャンスが到来。

 

メデタク壁は、絵と同様のブルー・グラデーション。

 

寝室のヘッドボード側に飾る予定なので、小さな窓が

在る様に見えたらメデタシ、メデタシ。

 

廃墟といえば、現在渋谷区松涛美術館で『終りの

向こうへ 廃墟の美術史』というタイトルで今月

一杯、展覧会が催されています。

 

荒廃した建物や空間に、人は何を見たいのか…。

 

戻らない刻とかつての栄華、人の営みの残像に

とてつもなく惹かれるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 14:28 * - * - * - -

その美女の名は…

唯一好きで集めるミニ・アチュール(小細密画)の中、

今から随分と前に購入した、美しい女性像。

 

先日読んでいた、肖像画に描かれた貴婦人達の歴史

ドキュメント本の中に、彼女とそっくりな人を

見かけ、調べてみたら同一人物であることが解り

ました。

 

美女の名はレディ・エマ・ハミルトン。

 

レディの称号ですから貴族なのですが、彼女自身は

労働者階級の生まれ。

 

波乱の生い立ちを持って、運と才能で自ら出世した

という人生を送っています。

時代はフランス革命の頃。

 

エマはイギリスの田舎の鍛冶屋の娘でしたが、父親が早くに亡くなった事で家族の生活を支える為、10代そこそこで世の中に。

 

当時田舎出の若い娘が都会で直ぐに就ける仕事といえば、屋敷のメイドか下働きがもっぱら。

 

そこを起点として、一時は娼婦にまで身をやつしたものの、持って生まれた美しさから、とある貴族の愛人に。

 

更に出逢いの運に恵まれた彼女は、愛人の叔父に見染められ、上流階級に相応しい、マイ・フェア・レディのイライザの如くの教育を受け、とうとう父親程も年齢が離れている貴族の男性が、彼女を放し難くなり結婚。

 

夫が大使であった為、イタリアのナポリに赴任し、

ハプスブルグ王家からナポリに嫁いだマリー・

アントワネットの姉でもあるマリア・カロリーナ

王妃ともお友達…という華やいだ生活を送ります。

 

その後、フランス革命後に登場するナポレオンと

戦った当時のイギリスのヒーロー、ネルソン将軍

とも大恋愛。

 

ダブル不倫の状況のまま、彼との間に2人の子供

も誕生。

 

その後は運に見放されたかのように零落の一途。

 

最後は本国にも居られず、フランスに移るものの、

アル中となり、49歳という若さで世を去ります。

 

美しさ故に運命に翻弄されたとしか言いようの

ない生涯は、まるでトマス・ハーディーが書いた

運命に翻弄された美女『ダーバビル家テス』の様。

 

どうやら手元に在るミニアチュールは、一時絵画の

モデルで名声を浴び、数多く描かれた彼女の肖像画

を元にコピーされた中の一つの様です。

 

絵の中のエマは時代を超えた美しさを湛え、愛ら

しさと共に無垢な永遠性を感じさせつつ、永遠の

微笑みでこれからも誰かを魅了させるでしょう。

 

彼女の人生に興味ある方は、少々古いですが、映画にも

なっています。

 

1941年のイギリス映画で、邦題タイトルは『美女ありき』。

 

主演は『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラも演じた

ヴィヴィアン・リー。

 

一寸タイプの違う美女って感じですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 12:26 * - * - * - -

季節のうつわ

先日、この頃通う料理教室で挑戦したのは、人生で初の

精進料理。

 

動物性素材を一切使わずだから、出汁も昆布と干し

シイタケのみ。

 

お酒もみりんも使わず、ひたすら野菜を剥いては

刻み、蒸したり揚げたりと野菜別に調理を行い、

最後にアレンジ。

 

朱の器に盛られた秋満載の出来栄えに、日本料理の

細やかさと繊細さをほんの少しだけ、理解しました。

 

何より和食は器が揃わないと、サマにならない

という事実。

 

神楽坂にも数多とある和食店でも、器ばかりが

目に行き、意外に味は記憶なし…という事も。

 

下写真はアメリカで出逢った、薩摩焼の豆皿。

 

薩摩焼というと、もっぱ輸出のためのボタンが

有名ですが、こうした小さな食器も制作され、

海外に輸出されたり、お土産として扱われて

いた事が判ります。

 

豆皿ですから直径は5僂砲睨たないものですが、

内側には季節毎の花々や風物が描かれていて、

情緒感たっぷり。

 

扱っていたのは何故かインド人ディーラー。

 

「この皿は中国製だよ」と言っていたことが想い

出されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * petite Objets d'art 小さなアート * 14:01 * - * - * - -
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