<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

余韻

〜お知らせ〜 15日、16日は定休となります。

 

 

三菱第一号美術館で開催中のショーメ展にて、

何より素晴らしかったのは、一流の専門家による

写真と文章で綴った目録本が入手出来る事。

 

ページをめくる度に、なん百とある、時空の扉を

開ける様に、宝石への旅が楽しめます。

 

1850年代製作という、この葡萄モチーフのパリュ

ールも、縁起物のモチーフと共に、天然のパール

を寄せて葡萄の実に見立てての美しさ、葉にあし

らったエメラルド石…と、どこまでも、どこま

でも、美しさを追求しています。

 

目録の傍らに置いた品は、同じく19世紀後半の

銀細工のブレスレット。

 

こちらは葡萄の実をガーネットやガラスで表現、

葉の部分は焼き七宝と、おそらくは舞台用に製作

された?と思われる程、デコラティブな雰囲気が

美しい装身具です。

 

でも迫力自体はショーメのそれに負けてない!?

…かも、な気も。(笑)

 

でも元々は、こうした美しいデザインジュエリー

の参考品があればこそ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 12:31 * - * - * - -

Tussy Mussy

洋装の結婚式で、花嫁の持つブーケをまとめる

ホルダー、もしくは男性の燕尾服の胸元に、

ブーケから抜いた花を挿す専用の筒型ホルダー

ブローチを、英語では『Tussy Mussy』と呼んで

います。

 

語源は中世にまで遡る説もある様ですが

「タジーマジー」と軽妙な、まるで魔法の呪文

の様な言い回しも面白く、他に『ポージー』、

や『ノーズゲイ』…フランス語での単純な名称

『ブートニエール』と呼ぶより好きで、つい

こちらの名前で呼んでしまいがち。

 

銀で出来た小さな筒ブローチは、アンティーク

好きな方の中では『ポアロのブローチ』と

呼ぶ方も居て、アガサ・クリスティの小説に

登場する探偵エルキュール・ポアロ氏が、常に

スーツの胸に花を挿さない状態で、このブロー

チを着用している姿に、ご記憶ある方もおら

れるかと。

 

装飾が洒落ていればいる程、花を挿さずとも

装着可能な所に魅力を感じる、男性向けの

お品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 11:03 * - * - * - -

さんごのぶれす

昨日のさくらんぼのシャンソンにも登場した珊瑚。

 

美しいヴィクトリアンの珊瑚のクラスプを入手して、

10年以上も温存したままという、E様からのご依頼で

ブレスレット仕立てに。

 

腕に珊瑚ビーズをクルクルと何十にも巻き付けた様な

感じで…というリクエストそのまま現実の形にする為

試行錯誤。

 

勿論アンティークにはアンティークを…のセオリーで

探したビーズ達。

 

どうにかやっと、形になりました。

 

夏に相応しい珊瑚素材。

 

たっぷりと今夏の陽の光を浴びて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 11:33 * - * - * - -

シャトルの耳飾り

暗闇にボゥッと光る儚い蛍の明かりの様に、美しい

虹色の輝きを見せる、面長楕円のマザー・オブ・

パール製のピアス。

 

初めて見た時、まるで良く出来た繊細な砂糖菓子の

面持ちに「何これ?お菓子?」と聞いたほど。

 

ディーラー曰く「ヴィクトリアンのおそらくタティ

ングレースを編む為のシャトルと呼ぶ、小さな糸巻

に使われたパーツをリメイクしたモノ」とのこと。

 

歪みのない真っ平な形から、相当に大きく分厚い

二枚貝から採取されたと思われます。

 

周囲には、機械で彫ったかの様な、正確な刻み

文様と、なでしこの様な儚い花が描かれ、対する

裏面には、ゲーム版の様な市松模様。

 

道具の部品から、装身具への転身。

 

古く美しい物たちは、こうして形を少しずつ変え

てなお、未来へと繋がっていくような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 10:15 * - * - * - -

バングルブレス

〜お知らせ〜 3日、4日は定休となります。

 

幅広の銀製ブレスレットを、長白いシャツの袖先から

チラリと覗かせていたアーティストの女性を見たのが

このブレスレットに興味を持つきっかけになった、

エピソードでした。

 

ところが探し始めると、意外に幅広で美しいと思わ

せるバングルブレスレットが無いこと、無いこと!

 

ありそうな現地にて、見た数は100本近かったで

しょうか…。

 

ようやく納得の一本は、このバングル。

 

日本人女性の手首は極端に細い人が多いのですが

クラスプで両開きになるこのバングル。

 

逆に手首回りが13~15cmと、細い方限定。

 

腕に垂れた時も、バングルにありがちなスッポ抜けも

起きない、優秀佳品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 11:14 * - * - * - -

ネイピア

時代と共に造るアイテム、素材を変えて進化しようとする

メーカーは多いのですが、ファッションとの兼ね合いが

問われる装身具の世界にあっては、当然かもしれません。

 

しっかりした作りながらも、デザインが地味な印象で

今ひとつ興味が持てなかったメーカーの一つに、

アメリカのネイピア社があります。

 

歴史を辿ると、19世紀後半には、シルバー製品を造る

会社として始まり、1920年代にネイピアという社名にして

装身具類を製作し始めているようです。

 

さらに後、大量型のコスチュームジュエリーメーカーへと

転進するのですが、そのネイピアという名称になった頃に

製作されたらしい、シルバー製品に触れる機会がありま

した。

 

写真はその時代に作られたと思われる、銀のブレスレット

ネックレス。

 

大きな銀のパネルに、凝った唐草の彫刻を正確に描き、

そのパネルをチェーンのコマで繋ぐという、大胆で

いかにもこの時代らしく、男性と肩を並べるべく、表へ

飛び出した、断髪のフラッパーガール達が着けただろう

感が漂う美しい品。

 

素材の違いからか、この後ネイピアもコスチュームジュ

エリーに多用されるホワイトメタル等の柔らかい素材の

物を多く生産しますが、シルバーにしか表現できない

渋さや正確な造りは、この時代の物にしか見られない

ようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 11:33 * - * - * - -

ロイヤルマリッジ

今日イギリスでは、長く独身だったハリー王子と、

アメリカ人のメーガン・マークルさんとの、ロイヤル

ウェディングが取り行われます。

 

『世界一結婚したい独身男性』の、常にトップ1

だった、亡き元ダイアナ妃の次男王子サマは、

長引く母のスキャンダル騒動から、兄ウィリアム王子

以上に傷ついてトラウマを抱えて生きる存在だった

様に思います。

 

2016年に出逢い、多くのマスコミの目を避けながら、

愛を紡いで来た二人の晴れの日は、彼らの生き方、

心情が溢れる式にしたいという希望から、ウィンザー

城の宴席に招待される人々は、各国王室、政界

財界メンバーでは無く、彼らが支持支援、そして

協賛している、ボランティア団体に勤しむ人々という

のも素敵なお話。

 

伝統から革新へ。

 

伝統や古いモノ、意識が残る国から生まれる、新しい

考え方や行動は、今の君主エリザベス女王から

始まったスタイルの様に思います。

 

でもお式そのものは、伝統に則るものでしょうから、

ウェディングドレスを含めた、装いの提案は、やはり

気になるところ。

 

新しいロイヤルファミリーとなる、お二人ならではの

美しく艶やかな式になる事と思います。

写真は19世紀末から20世紀初頭頃に製作されたフルエタニティ、マリッジリング。

 

金とホワイトゴールドのコンビネーションの中央に、花(おそらくオレンジの花)とダイヤ型に交互に透かしが施され、中央には極小のダイヤモンドがセット。

 

指に着けても引っかかりが無く、行動がアクティブでも気にならない造りなのは流石。

 

こちらは店頭の新着にて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 08:03 * - * - * - -

スミレの余韻

買い付けも、とうとう終盤。

 

滞在中はずっと晴れ続きだったせいか、遅い春を迎えた

この地で、レンギョウやアーモンドの花も咲き終わり、

待ちかねた様に、ここ数日でスミレの花が一斉に咲き

始めていました。

そんなスミレの花そのものの様な、アメリカ産淡水真珠による、19世紀末から20世紀初頭の可憐なアールヌーボースタイルのスミレの花のペンダントとの邂逅が最後の最後に。

 

 

コロンとした小さなバロックの天然真珠を配した花は、中央にダイヤモンド、下にはやや大きめなドロップを飾られて、風が吹いたらハラハラと散ってしまいそうなほどの、儚い風情がたっぷり。

 

スミレの花で埋まる草原を記憶に底に留めて、日本へと帰ります。

 

尚、滞在中に頂いたブログやホームページ商品のお問い合わせメールのお返事は、現時点で

全てお返ししております。

 

受け取っておられない等のお心当たりのある方は、大変

お手数ですが、もう一度お知らせくださいます様、お願い

申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 04:27 * - * - * - -

薔薇のエタニティ

ここ数日で、春の花が一斉にほころび始めた東部アメリカ。

 

今は桜と花水木が満開で、薔薇はもう少し後のよう。

 

でも待ちきれないかの様に、薔薇の彫刻がフルエタニティに

彫り込まれた、素敵なピンキーリングがやって来ました。

 

本来薔薇はイギリスの国花なのに、なぜかイギリスでは

薔薇モチーフのリング物はなかなか出逢えず、遠いアメ

リカの地では、時々こんなにキュートな物があるから

不思議。

 

薔薇の花の部分は赤金、葉の部分は青金と、きちんと

色分けして作っているところにも、職人の拘りと、丁寧な

仕事っぷりを見つける事が出来る、アメリカンヴィクトリ

アンの、キューティーリングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 08:41 * - * - * - -

タイガース・アイ

金運強運を招く大願成就のパワーストーンと呼ばれ

るも、現行品はデザインがイマイチな、お数珠系の

物しか見かけない虎目石(タイガース・アイ)は、

やはりアンティークに種類の多くを見ます。

 

写真は19世紀後半〜20世紀初に製作と思われる

フランス製のシルバーブレスレット。

 

ギリシャ神殿の柱の様な飾りの間に、それこそ

『目』(マーキース)の形にカットされた虎目石が

神殿の廊下に掲げられた松明の様に、均等にセット

されています。

 

パーツ毎にリンクされ、一見ゴツいようですが、

手首に着けるとバングルとは違い手首にしっとりと

沿い、意外にか細く、洗練され印象を感じます。

 

このブレスが誕生した時代に、パワーストーン的な

考えがあったかどうかは不明ですが、あったと

したら、当時のマダムは何の強運を願ったのか…。

 

そろそろ100年を超えるこのブレスが現存すると

いう事実そのものが強運とみなすか…。

 

もしかして○×○△○×△(お好きな文字をどうぞ)

な、ハッピーカムカムの虎ちゃんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 11:04 * - * - * - -
このページの先頭へ