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シンセチック

昨日のイエローからの事で…。

 

最近、レアストーンと呼ばれる希少石をアンティークで

求める方々が来店されます、

 

なにをもって『レア』と呼ぶかは微妙ですが、まぁ変わった

色や輝き、産出量の少なさを言う石と言う事でしょうか?

 

写真のペンダントと出逢った時、イエローの煌めきの

中に、僅かに浮かび立つ、萌黄の様なグリーンに、思わず

吸い寄せられました。

 

アールデコ時代に造られたという、シルバー製ペンダント。

 

ラウンドのイエローストーンは不思議色。

 

ディーラー曰く『シトリンだと思う』との事でしたが「あれ?

シトリンにこんな色あったっけ?」。

 

疑問に思った時は、ともかく入手して調べる事をムネとして

いるので、早速ゲットして日本に戻って鑑定へ。

 

出てきた答えは合成サファイアでした。

 

おそらくベルヌイィ法で造られたと思われる合成イエロー

サファイアは、成分・結晶構造は天然のサファイアと同じ。

 

でもこれは、合成サファイアの中でも一寸ユニークなバイ・

カラータイプ。

 

偶然生まれた産物でしょうか?

ホンモノニセモノの観点から見れば、ニセモノのカテゴリーに入りますが、美的かそうでないかを問われれば、輝き、色、何よりデザインは一級品。

 

美的さが価値観の一つを問うものなら、宝石人工で出来た物とはゆえ、レアである事には変わりなし。

 

ペンダントは、周囲に鉛色のマルカジットを配して、熱いイエローを冷ましているかのよう。

 

アール・デコの時代は、こうした合成石を使ったジュエリーが発展を遂げた時代。

 

 

価値を取るか、美的を取るか…シャネルのファンテージも

そうですが、価値観の多様化が始まった時代でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 10:43 * - * - * - -
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