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二人の女王

単館ロードショーになったものの、ようやく行けた映画

『二人の女王』(原題Mery Queen of Scots)。

 

16世紀、混沌とする欧州の中、長く国を離れていた

女王メアリーが、滞在先のフランスから、故国スコット

ランドに戻って、統治を始める所から始まる史実に元

づいた内容です。

 

何度も映画やドラマになっても、未だドラマが造られる

ほどに、ドラマチックなメアリーの人生。

 

生まれたと同時にスコットランドの女王になり、暗殺の

危惧から6歳でフランスに逃げ、人生の前半をフランス

で過ごし教育された事で、感覚的には、ほぼフランス

人で、そのままフランス王太子と結婚したことで、

一時期はフランスの王妃になったものの、世継ぎが

無いまま王が早逝した為、故国へ帰らざるを得ず。

 

優雅で華やかなフランス王宮から、風が吹く荒れた

大地と山々だけの北の地の、体育会系男性社会に

入り込まなければならなかったメアリーは、見た目

とは裏腹に、男性以上に男性的に君主としての

威厳を示さなければならず、さぞやサバイバルな

日常であったであろうと思われます。

そして、驚くのは300年以上経った今でも、なお新しい

史実が出て来ること。

 

映画ではその史実に沿ったストーリー展開もあり、

「え、え、え〜!」な部分も。

 

子孫を作る事で、故国に根ざそうと画策し、失脚した

メアリーと、子孫を残さない事で君臨し、自らを守り

抜いたエリザベス。

 

従姉妹同士という皮肉な立場から、国の存続という

重い重責が無かったら、さぞや仲の良い同志となれ

たであろう二人の立場の違いが、最後の密会の

シーンに盛り上げられます。

 

パワハラ全開、権謀術数、利益獲得主義のごっつい

オッサン達に囲まれた中、見た目は繊細、精神筋肉

はマッチョなファッションセンス抜群のスコットランド、

イングランド女王を、シアーシャ・ローナンと、

マーゴット・ロビーが、見事に演じますが、時代物

ならではの衣装に注目も。

 

衣装担当のアレクサンドラ・バーンが『エリザベス』、

『エリザベス ゴールデンエイジ』で培った史実に

基づいた製作の中に、現代風を上手く入れ込み、

耳飾りを左右違う物を着けたり、特に装身具の

装いに惹かれる所が多々あったのは、収穫かも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Cinema * 09:37 * - * - * - -
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