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思ひ出欠片

かつての時代に世を風靡した流行モノとして、確かにあった

ものを手に取ったり、楽しむ事が出来るのは、この仕事なら

ではの楽しいシーン。

 

19世紀に流行した、髪の毛で作られた様々なジュエリーは、

糸の様に細い髪の毛を束ねて寄って、形にしようという

発想自体に感心。

 

気持ち悪がる方も居るのですが、今の時代でもエクステや

カツラには人毛使用がありますので、他人の毛を身に付ける

事は、今も普通にあったりします。

 

使うよりは飾って楽しみたくなる様なカラフルな縫い糸は、

まだ服はブティックというより、自分たちで作るものというのが

当たり前で、多くの素材を造る企業があって、各社パッケージ

にしのぎを削っていたと思われます。

 

ブローチやネックレスと並んで、正面中央で見せる事になる

バックルも、かつてロングドレスを着ていた頃には、多くの

意匠で存在。

 

凝ったデザインや造りの物を見ると、どうにか使えないもの

かと考えるのですが、カジュアルな装いが当たり前の現代

では、一寸出番がなさそう。

 

カラフルな造花を寄せた帽子も、社交がある世界では、

大量に造られ、消費されたもの。

 

型が崩れても、その鮮やかな色彩は、まだ十分に楽しめる

雰囲気を保っています。

 

用途が終わってしまったこれらも、マーケットに時々蜃気楼の

様に現れ、そして再び消えていきます。

 

せめて記憶の底に沈め、風化させない様に、時々その扉を

開けてみたいと思います。

 

夏の入り口の欧州を回った今回も、充実した時を堪能。

 

それでは日本で。

 

神楽坂の店、明日から通常営業となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Antiques * 02:23 * - * - * - -
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