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イタリアなるもの

欧州の中で、メーカーの判断が付くのは、なかなか在らず、

フランス、ドイツ等はサインの有無がまだ在る方で、皆目

見当もつかないのはイタリアやスペインなど。

 

あっても国名がせいぜいで、メーカー等は、ほぼ皆無。

これはラテン系の気質なのかもしれない…と思うほど。

 

画像はそんな中で珍しく、サンプルシートに挟まったまま

世に出て来た事で、国とメーカー名までが判断出来た

希有なモノ。

 

イタリアのBARBARO社製のイヤリングです。

 

シャワーと呼ばれる、小さな穴が多く開く金属板に、オリジ

ナルの銀色のチェーンを無造作に留め、ロイヤルブルーの

ビーズと細長い円錐パールをジャラリと下げた、キッチュで

ボリューミーで、いかにも1950〜60年代に流行したスタイル

です。

 

バネの形状から、時々ヴェネチアングラスの装身具に

見られるタイプと同様のモノが使われているので、もしか

するとヴェニスに在った工房名かもしれません。

 

多くの工芸ビーズを生み出した、イタリアのヴェニスでのみ

造られたヴェネチアングラスですが、中世には職人流失を

危惧して閉じていた所も、徐々に開放。

 

職人が動く事で、世の流れにも追いつけず、果てはチェコ

スロバキア製、ほぼ同様のヴェネチアン風ガラスが格安で

流通するまでに到り、ヴェネチア国を代表したガラス工芸は

残念ながら落ち目の一途。

それでも当時の流行に習い、懸命に製作に励んでいたことが、このイヤリングからも伝わって来ます。

 

左右が同様の様でいて、実は一寸だけ差があるユルイ感じも、ラテン的拘りの無さに通じるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 10:08 * - * - * - -
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