会話
2019.11.24 Sunday
〜お知らせ〜 24,25日は定休となります。
店長の同業友人に、同種のアイテムを扱う人は余り
居らず。
大抵は別種アイテムで、家具、ポーセリン、アート
オブジェ、レース、カメラ他々々。
世の中便利になったモノで、判らないアイテムを
見ると直ぐに聞けるのは、スマホという道具が
あればこそ。
ロンドンの喧騒を逃れて、田舎に訪れた際に、
荘厳なアンティークの家具店に佇んでいた不思議な
形のもの。
丸い形の部分を回転させて使う事は、形状から判断
可能ですが「ドラマに出ていたバターを作る機械?」
「洗濯機?」「巨大ガラポン?」…用途判断不可。
聞きたくても、大らかというか、店員らしき姿は
見えず…。
早速家具専門の友人に、画像を写して聞いてみたら
「包丁研ぎ」とのことでした。
会話が直ぐに脱線する店長、庖丁を研ぐ為だけにこんな立派な物作るなら「いっそ包丁を研ぎながらバターも出来ればいいのにねー」なんて頓珍漢な答えを返して、失笑させてしまいました。
夕刻近い田舎の町は人気も無く、時折吹く風はひんやりと冷たい晩秋。
機器を通して日本語でも会話が叶う世の中の便利さに、自分が何処にいるのかが判らなくなるような感覚に。
でもこうした見た事も無い古い民具や道具に出会う度に「あ、私海外に居るんだ…」を実感。
いつもこうした店を出る時に「もしこのドアを開けたら
タイムスリップしてて、自分が興味を持った家具の
時代に遡ったりしてて…」なんて楽しい想像を持たせて
くれたブルーアワーです。