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星の童話

北欧のアンデルセンと呼ばれ、同時期に活躍したフィン

ランドのサカリアス・トペリウスによる童話の中で、

特別に好きだった『星のむすめ』。(本によっては『星の

ひとみ』と言うタイトルも)

 

雪深い北欧のクリスマスの夜、空にはあまたの星と

見事なオーロラが見える中、トナカイのソリで街に

向かいソリを走らせるラプランド人の夫婦。

 

狼に追われ、ソリを急がせた途端、間違ってまだ乳飲

み子の娘を振り落としてしまい、そのままソリは行き

過ぎます。

 

その娘を、たまたま拾い上げた別の夫婦。

 

自分の子供と同じように育てますが、大きくなるにつけ、

その娘が見えない筈の世界を見ると言う、特殊な力を

持っている事に慄いて…という成り行きです。

透視能力に秀でた娘は、魔女の子と思われて、

最後には、また雪原に捨てられるのですが、後悔

して戻った夫婦の前には現れず、永遠に行方不明

のまま終わります。

 

神秘の力を持つ少女は、誰のモノにもならないの

だと想像を膨らませた、子供心に不思議な出来事

の世界を感じた事と、物語りの挿絵の娘の絵には

必ず小さな星が光り、神秘な事の近くには、いつも

星の様な光が輝くのかもしれないと、ロマンチックな

想像を巡らせた、ヒカリモノへの憧憬を持った、

初めての経験かもしれません。

 

そんな童話を集めた全集が、昨今の自粛でようやく

手を着けた納戸の中の片付けで、奥から転がり出て

来たこのモノガタリを、思わず読みふけってしまった、

自粛中のヒトコマです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jellicour * saphiret * 11:17 * - * - * - -
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